最近SNSで話題だった奈良にできた『鹿猿狐ビルヂング』に行ってきました。混む時間を避けたいと思ったので早めに行こうと思ったけど、寝坊して結局昼前くらいに着くことになりました。
ここの建物の名前、なんで読むか最初わからなかったんだけど、普通に「しかさるきつねビルヂング」らしい。
鹿 中川政七商店
猿 猿田彦珈琲
狐 㐂つね
で、鹿猿狐ビルヂングというらしい。
東京のsioのオーナーシェフ、鳥羽周作さんがプロデュースしたお店のようです。後日このすき焼き重の記事を鳥羽さんが出していたので、これから行く方はぜひこれを読んでから行ってもらえればより楽しめるかと思います。
これは持ち帰り用のsioでやってるお弁当のお話だけどね。
連休初日だったけど、早めに来たおかげか、来店したタイミングで着席できるくらいの混み具合。タイミング良かったーーー。
雨の中の㐂つねはなんだかエモかった。
着いて早々、席に案内していただき、個室に着席。感染予防対策で入店時に検温と消毒がありました。
すでにメニューがお膳の上に用意されていました。ランチは4種類のみ。夜はすき焼きのコースがあるみたい。デザートまでセットになってるとは、食いしん坊による食いしん坊のためのランチではないか。取りこぼしない感じ、さすが鳥羽さん…!
せっかくなので、㐂つねすき焼き重とすき焼きちらし重、1つずつにしてみました。彼は、雲丹ーーー!ってなってましたが、さすがに¥5000は高い。
注文して体感的には5分ほどで料理が来ました。早すぎない?4つのメニューに絞ってるとはいえ、素晴らしいオペレーションに拍手喝采。
こちらがすき焼きちらし重。いや、すき焼き要素どこやねん感(褒めてます)。チープだけど、宝石箱みたい。丁寧な仕事とは、このことか。料理を提供していただいたときに、「お肉は大和牛を使用しています」「サラダにはあすかルビーが」「奈良県産の」など、説明をしていただきました。奈良県民ではないけど、こうやって、"インスタ映え"だけじゃなくて、中身も伴ったお店は、勝手に応援したくなりますね。地産地消に協力できて、なんだか嬉しかったです。
彼「わー!雲丹乗ってたー!」
な、豪華なすき焼きちらし重。ちらし重でこれなら、うにすき重はどうなんの?と思うくらいこちらだけでも十分すぎるくらい豪華です。
久しぶりに、一口ずつ「勉強になるなぁ」と思いながらいただきました。下は酢飯になっていて、角切りの蓮根がアクセントに。大和牛のすき焼きは甘さ強めの印象。いくら、柴漬の塩味、卵焼きの甘味やうにの濃厚さ、なますの爽やかな酸味、彩りまでもがバランスよく乗っていて、もう真似したくても真似できません!
こちらは㐂つねすき焼き重。どどーーん!とお揚げさんが乗ってました。すき焼きちらし重だけが酢飯と思いきや、こちらも酢飯でした。すき焼きの甘ったるさをいい感じにフォローしてくれる酢飯、最高だな〜。家でも真似したいところだが、ここまですき焼きを甘くするには並外れた砂糖の量な気がして、躊躇しそう。
なんといってもこちらはお揚げさんがメインです。お揚げさんとすき焼き、相性良すぎる。今度から家で牛丼を作るときは、お揚げさんを入れることを誓ったのだった。
すぐに出て来ましたが、こちらもすぐに食べ終わってしまいました。「また食べたい」と思えるお店、とても魅力的です。飲食店に出る『水、注いでくれない問題』に関しても、スタッフさんがちゃんと見てくれていて、無くなったら、というか無くなる前に入れに来てくれます。さすがです。
〆のアイスは、酒粕アイス。こんなに綺麗な球体を人の手で作ることができるだと……?!と驚くくらい境目ひとつない綺麗な球体。こちらも提供のときに「風の森の酒粕を使用しています」と伝えていただきました。
酒粕アイスで、こんなに美味しいのなら、日本酒も飲んでしまいたくなりますね。風の森同様、すっきりした味わいで、濃厚なミルクとの相性抜群でした。口どけもよかった。
食べ頃の柔らかさで提供されるので、彼は最中で挟んで、わたしは最中ですくって食べましたが、柔らかすぎるので、ぜひこの記事を見た方はすくって食べてください(笑)挟んで食べると、最中の隙間からアイスが出て、もれなく、一気に口に入れることになります。
食後には隣の猿田彦珈琲でコーヒーをいただきました。2年前に恵比寿で飲んで以来。わたし自身は、コーヒー豆をお気に入りのロースターから取り寄せていて、それを超える豆はないと思っているんですが、やはり上手い人が入れてくれるコーヒーは美味しいね。
と言いつつ、わたしは今回、このしろくまジェラッテを飲みました。Instagramで見たやつ〜〜!
さすがにポスターほど綺麗に層にはならないか〜。まあすぐ振って飲み始めるんですけども。季節ごとに味が変わるのか、わたしがInstagramで見たときは抹茶だったような。夏仕様ですね。かき氷食べるよりも好きかも。お腹いっぱいでもちゅるんちゅるん飲めました。
帰る前に、中川政七商店に。1Fが猿田彦珈琲で、2Fが中川政七商店になっています。可愛いのがいっぱいあったけど、ここのビルヂング限定だと思われる、おみくじ付きの鹿猿狐の置物を買いました。
鹿猿狐ビルヂングができない限りは、奈良に来ようと思うこともなかったし、大阪から40分くらいで着いてしまうし、このビルヂングだけじゃなくて周りにもいい感じのお店(現に古い食器屋さんを見つけて買ってしまっています)があったりと、充実した遠出になりました。
緊急事態宣言などが落ち着いたら、また行きたいね〜!