以下、完全に独断と偏見です。
大阪って、鴨文化?強くない?と強く感じるほど、鴨料理のお店がかなりある印象です。
そんな鴨激戦区(勝手に名付けるな)な大阪の中で、心からお勧めできるお店が、鴨と醸し鼓道です。
初めてこのお店に出会ったのは去年の11月。彼の野球の試合の後、「お腹空いたね〜。お蕎麦、食べたいよねぇ〜。どこ行こうか〜」って話になって、いろいろ調べていたのだけど、梅田近辺の方には行きたくないし、そうなるとどこで探せばいいんじゃ〜〜〜と大混乱。球場をすでに車で出発してるし、「まだ?」と言わんばかりの圧力から隣から溢れ出ていた(そんなことないでって怒られそうw)。
さあどうする?!そう思っていたときに、教えてくれたのはGoogle先生でした。たまたま出てきてくれたのが、このお店でした。彼は誰もが知る鴨好きです(誰やねん)。もうドンピシャだろ!と思ったのと、車でそう遠くなかったので、即決定。
暖かい鴨汁と、冷たくて細めのお蕎麦の融合は素晴らしく、もうずっとこれしか食べなくていいです!これ以外口にしたくありません!ってなるレベルで美味しかったのです。そしてなによりもこんなに美味しい親子丼があっていいのか?!というくらい、鴨親子丼、ハンパないって!
親子丼と一緒にお蕎麦をセットにしています。わたしは親子丼のセット、彼は鴨せいろ。
見て〜〜〜!このキラキラした親子丼を〜〜〜!こんな親子丼見たことある〜〜〜?!
なにがすごいって、鴨のお出汁のせいですか?もう味が濃くて濃くて、塩っぱいとか甘いではなく、もう濃い。すごい濃い。満足感がすごい。
続いて、彼の方の鴨せいろ。いや〜、冒頭でも言いましたが、一生飲めるこれ。全蕎麦にこの鴨汁ついてほしいレベルです。心斎橋の星(あかり)っていうお店もめちゃめちゃ美味しかったんだけど、それを遥かに上回るおいしさ…!
ここも人気店のようで並んで食べたことがありますが、笑うほど美味しかったです(彼は美味しすぎると笑いがちw)。
しかしながら、このお店、本当に雰囲気が最高。いやほんと、間口が狭くてそんなに入れないのかな〜って思うんですけど、奥に案内されるとテーブル席と横並びで座れるカウンター席(?)があり、かなり広い印象。そして落ち着いた雰囲気と、滑らかな接客。場所も『知る人ぞ知る』みたいなとても中途半端なところにあって、よく見つけたなという感じなのですが、本当見つけられてよかったお店No.1!
ちなみに年末にも行きましたが、とうとう欲張ったわたしたち、鴨せいろを一人ずつと単品で親子丼を注文…!
相変わらずのキラキラ…。今回もお出汁強めの親子丼、最高です!
鴨汁はいつも器が変わるようで今回のは前回よりも平べったい器で出てきました。しかし相変わらずの味、最高です!(褒めすぎ、そして食べすぎ)
定期的に行きたいな〜。食べるものは毎回一緒な気がするけど。笑
【 完 】
おうち忘年会
今更ながら、2019年(12月21日)のおうち忘年会の様子をまとめます。と言っても、彼とわたしとわたしの同僚3人でやったのでだいぶこじんまりとした忘年会にはなるのだけれど。
✑天満市場最高説
大阪に来てすぐに出会った、天満市場。大阪のスーパーって別に鮮魚の鮮度が悪いとかじゃないけど、ここはとにかく鮮度も良くて安いので定期的に行ってしまう。
だって、ぶりとかはまちとか半身で調子いいと(なんやそれ)¥680とかなんだよ?!おかしくない?!だから、あ〜〜魚そろそろ欲してるな、のタイミングで買いに行きます。あと普通に野菜も安いから、電車で行くときは帰りが大変になります。
そんなこんなで今回は安定のブリ、そしてお刺身用のつぶ貝が安くなっていたので購入。お家に帰りまして、下処理も含めて準備していきます。
✑ おうち忘年会ラインナップ
左上から時計回りに、ほうれん草の白和え、山盛りサラダ、つぶのお刺身、ぶりのお刺身、赤かぶグリルと、お行儀良く待つ彼の腕です。
合わせるお酒は、1杯目のビールと近くのスーパーのPBレモンサワーです。安くて飲みやすくて、ついつい飲みすぎます(この日は3人で500mlの缶を14〜15本くらい空けました)。
➣ 山盛りサラダ
ロメインレタスを適当に千切って、アーリーレッドの薄切り、フライドオニオンを乗せて、ドレッシングはサウザンアイランドドレッシング。オーロラソースみたいな味が毎回好評でなんだかんだで使ってしまいがち。
Amazonだとここらへんがおすすめかもしれないけど、スーパーとかカルディとかならもっと安くフライドオニオンが売ってそう…!
➣ ほうれん草の白和え
こちらは白ごはん.comさんのレシピ。こんなに丁寧に白和え作ったことないくらい、レシピ通りに作りました(レシピ通りに作れないタイプの目分量派)。
今日の料理の中で一番美味しい!
と言われたレシピでした。複雑な気持ち!!笑
眼から鱗だったのは、根に十字の切り込みを入れて、土を洗い流す作業。確かに今までそういう洗い方したことなかったから、土がたまに混ざってて、おえ〜〜〜ってなってたこと多々あったんだけど、この洗い方した途端、根すら食べられるすごい。豆腐に埋もれて見えないけど根のピンクがとても綺麗に出て、こんなのはじめて…となりました。
ちなみに豆腐はレシピの2倍使ったおかげで、白和えどころか白埋もれになってしまったのはミス(こういうところが目分量派のデメリット)。足りないと思ったんだもん!
➣ぶりの刺身
あ〜〜やめて〜〜拡大して見ないで〜〜、という感じでところどころに雑さが出ておりますが、全体的なバランスとしては満足。これが半身で¥680のぶりです。すごない?
半身でだいたい40〜50cmくらいの長さで皮付きで売っており、わたしは皮を剥ぐ術を身につけていないので、魚屋さんのおじさんにやってもらってます。
ツマは近くのスーパーで買ってきて、黄色い柑橘系のソレは放置してオレンジになっちゃったすだちです。
盛り付けの参考にさせていただいたのは、雅姫さんのこちらの投稿。刺身はいつも「田舎のおばあちゃんが盛りました」みたいな盛り付けしかできなかったけど、ちょっと真似してみたらこんなにおしゃれになりました。
➣ つぶのお刺身
単体で写真撮るの忘れました。つぶは本当、5億回くらい買ったのを後悔するくらい処理が面倒で、生臭くてもう嫌だ〜〜〜ってなったけど、いざ食べるとめちゃめちゃ美味しくて、ツンデレな彼女を相手してるかのようでした。
20個ほどのつぶ貝を塩水で揉みながら何回も水を変えて、汚れを落としていきます。本当だったらお湯かけて湯引きするらしいのですが、わたしはしませんでした。おかげで海臭くてコリッコリではあったけど、まあそれもいい塩梅だったのかも、と今は思います。処理してる最中は、簡単に「食べたい」と言ってきた彼を恨みながらやってましたけど。笑
もちろんぶりのお刺身もあったことだし、歯応え抜群のつぶは小さく切っていたので、食べ切れると思っていませんでした。味変はやっぱり大切で、忘年会中盤、つぶ貝さんはバター炒め酢飯入りに早変わり!
〆ご飯にとろたく巻を出すべく、酢飯を用意していたのですが、まさかこのタイミングでも出てくることになるとは。
美味しいバター(今回はエシレ)と新鮮なつぶ貝、酢飯の酸味と、仕上げにかけたあごだし醤油。
まずいわけがありますか?あるんですか?!
こちらも好評でしたが、ほうれん草の白和えには勝てませんでした(他2人がほうれん草大好きなため、えこひいき点も加算)。
➣ 家で作れちゃう無限ちくわの磯辺揚げ
家で作れるようになったらいけないメニューNo.1だと思います。受賞おめでとうございます!!揚げたて、ものすごく美味しいです。しかもまあクオリティは置いておいて、ちょーーー簡単。こんなこと、あっていいのか。
ちなみにInstagramのこちらの投稿を参考にさせていただきました。これに出会って以来、ちくわ常備!青のり常備!最高!
➣ おりえさんの無限ピーマン
これはもう出会ってよかった、と心から言えるレシピです。このレシピによって、2019年だけで、もう一生分のピーマンを食べたのでは?というくらい食べました。おりえさん、ありがとうございます。
ピーマンをただ丸々焼いただけ。油はサラダ油でも良いけど、オリーブ油がオススメとのこと。材料はピーマン、油、醤油、鰹節だけ。
— おりえ🍲 (@orie13a) 2019年9月19日
蒸し焼きになって、苦味なく種ごと食べられる。弱火でじっくり焼けばヘタまで食べられる。噛むと熱気が溢れてこれはまるでピーマンの小籠包! pic.twitter.com/L941Z6HGRK
焼きたてが一番美味しくて、本当ピーマンの小籠包!じゅわ〜〜〜と出てくるピーマンの果汁(?)。ていうか丸ごとって種も入ってるけど、種どこ行ったん?ってくらい感じません。ちなみにこの時、焼きが甘いです。すみません。
おかげで、あたおかやん!って思われるほど、スーパーではピーマンのまとめ買いをするようになりました。というか最近は何も考えずにとりあえず、スーパーに入ったらピーマン売り場に向かって3袋くらいカゴに入れてます。
わたしは小さいピーマンをほぼ一口で食べるのが好きなので、小さめなピーマンを探して買っています(ピーマンへの熱量がすごい)。スーパーでピーマンを漁ってるアラサーを見たらそっとしといてください。
➣ 半分食べちゃったよ、とろたく巻
食べちゃいました。ご飯粒もすみません。ていうか本当改めて思ったんだけど、
巻き寿司、難しすぎませんかね?
ご飯の量とか、具の量とか、もうああああああああ巻いたそばから崩れてえええええええ行くうううううううってなります。以前、寿司も握ってみたことがあるんですけど、やっぱ寿司職人マジリスペクトって感じでした。
12月、まあまあ忙しく毎日を過ごしていて、駆け込み忘年会できてよかった&作りたいレシピを試せてよかった〜。白ごはん.comさんとTwitter、Instagramの情報って素晴らしいね。いつも勉強させていただいております。2020年も新しい料理どんどん試していきたいな〜。
【 完 】
伊勢神宮に、初詣
2020年。そして令和2年。あけましておめでとうございます。
私事ではありますが、昨年末、婚約させていただきまして、今年は変化の年になりそうなことと、これから2人で歩んでいく上で、細かい色々なことを忘れないように、ちょっとずつ、綴って行こうと思いますので、もしご覧になられる方がいられましたら、お付き合いお願いいたします。
大阪から車で2〜3時間。高速を飛ばして行きました。初詣したのは1月5日。6日から仕事始めの人も多く最後の日曜日だったので、混んでるか空いてるか予測不能。前日までは混んで混んで仕方がない…!みたいなツイートなどを散見。まあ混んで無理だったら別の手段を考えましょうということで向かいました。
天理辺りで一旦渋滞に巻き込まれたものの、なんとかお昼過ぎに到着。というか日曜日、正解かも。昨日までのツイートたちが嘘のようにスイスイ進みました。しかし朝ごはんにサンドイッチを食べたものの、腹が、減った……(孤独のグルメの五郎さん風)。
というわけで、お目当ての『豚捨』へ。
✑ 豚を捨てたくなるほど美味い牛丼
いや、わたしは豚肉、好きですよ?けれどその好きを上回るほど味付けも肉感もたまらない牛丼をいただけるのが、ここ、『豚捨』なのである。
伊勢神宮には外宮、内宮があり、豚捨の店舗もどちらにもあります(外宮のお店にはハンバーグとかあったような気がする)。今回は、おかげ横丁の店舗に行きました。
ちょうど昼過ぎに着いたおかげで、おはらい町は人がいっぱいで身動きがほぼ取れず、おかげ横丁もものすごい人。うわー、さすがの赤福。赤福ぜんざい(夏は赤福氷)を食べられるお店も混んでるけどその向かい側の赤福を食べられるお店ですら、「最後尾はこちら!」みたいなプレートを掲げるおじさんが。
そんな赤福を横目におかげ横丁をグイグイ進むと、豚捨があるであろう場所の入口のところにも長蛇の列。うわーーーー…終わった。これお昼ご飯食べるのに2時間くらい待たなあかんやつや…とテンションが下がるものの、とりあえず店舗の入り口まで行ってみようと思ったら、そこにはコロッケが売ってました。
コロッケかーーーい!!!笑
え、みんな牛丼食べないの?いいの?と思いつつ、店内利用の入り口側へ進むと誰も並んでませんでした。
え?逆に怖いな??
待ってる人多すぎて逆にここで待ってない説ある?など不安を抱えつつ、引き戸を開けて、名前を記入しに。なんと驚くことに私たちの前に待ってるのは2組。もっと待ってると思ったので拍子抜け。
ちなみに牛丼とすき焼きでフロアが違うようで、それぞれ順番を待つ紙がちがいました。
迷わず牛丼のフロアに名前を書きましたが、牛丼と牛鍋で選べるよう。うーーん悩む。どっちがいい?どっちにする?と聞くと、彼は「え、牛丼で¥1000?!松屋3杯食えるやん!」と。
いや、そこかい!!!
いやいやお兄さん、食べたら分かります。そんじょそこらの牛丼と訳違うんで。となだめて、2人とも牛丼にすることに(最初の写真でバレバレやで)。
2組待ってたのに、10分も経たないうちに案内されました。いやよかったんだけど、こんなつもりじゃなかった。笑
注文し、これまた10分も経たないうちに、食事が運ばれてきました。はやーーー。ミートサラダもついでに注文しました。
キラキラしているーーー。こんな色の濃さ、どうやって生み出してるんだろう、やっぱり長年注ぎ足して使ってる秘伝のタレとかあるのだろうか。色は濃いのに味は思ったよりも濃くなく、甘さもしっかりあり、どんどんお箸が進みます。
こちらがミートサラダ。小さいサイズの方です。こちらも甘辛く焼かれたお肉が千切りキャベツの上にたんまり乗った食べ応えのあるサラダです。おはらい町、おかげ横丁で食べ歩く人は頼まない方がいいです。もうお腹いーーーーっぱいになります。ちょっと酸味のあるドレッシングに、また箸が進みます。
満腹カップルが次に向かったのは、やっとお目当ての、初詣(忘れてました)。まずは外宮から、というネットの情報より、「内宮だけでもよくない?今のところから近いし」という気持ちを押しのけて、バスに乗って向かいます。片道¥400ほどでシャトルバスがあり、だいたい15分〜20分程度で着きます。
本当に花より団子さが顕著に出てしまったのですが、伊勢神宮への初詣、食べ物以外の写真がございません。唯一の写真が「眩しいね〜天気いいねぇ〜!」のこちらの写真のみ。
サクッと(ちゃんとしろ)外宮の初詣を終え、内宮へ。内宮でももちろん写真はありませんとも。バチ当たりなカップルは後半結構歩くので、飽きてきてスナチャ取りながらわちゃわちゃしました。いや神社出てからやれ。
一通り歩いたので、「お腹入るね?(※お腹空いてきたという概念ではなくあくまでもキャパの問題です)」ということで、
✑ お久しぶりです、赤福ぜんざい
さすがに2人で一つ(笑)食べたかった〜〜〜!赤福は大阪の百貨店に入ってることは多いけど、これはここらへんでしか食べられないやつや〜〜!ちなみに夏は赤福氷になって、かき氷の中に赤福が入っています。
久しぶりに食べたけど、やっぱり赤福をぜんざいにした味(語彙力のなさ)。甘すぎなくて、お腹いっぱいの私たちに優しい…!気持ち、添えてくれている塩昆布と梅干がとてもいい仕事をしてくれます。
ちなみに彼は梅干が嫌いなので、なんの遠慮もなしに塩昆布全部さらっていきました。いいけどさ!いいけど!
注文の際に「何人様ですか?」って聞かれて、「2名です」って答えたら、赤福ぜんざいは一つなのに、お茶は二つ付いてきました。ホスピタリティ。
「ふう〜〜美味しかった〜」となり、お土産買いに行こうかなんて言っていたら、おかげ横丁には誘惑がたくさんあるのです。松阪牛の串焼きだったり、唐揚げだったり、貝焼きだったり。えーーー食べたいけどお腹がーーーーと思っていたけど、いや待て、
汁物なら食べられないことはないぞ?
と気付いてしまったわたしたち。そうです、赤福を出てすぐ、おかげ横丁に入ってすぐのところの屋台で、伊勢海老のお味噌汁が売っていたのです。
お口直しの味噌汁。伊勢海老の出汁もしっかり出てましたが、あおさやとろろ昆布もたっぷり。海老好き、あおさ好きの彼は大喜び。いやそんな喜ぶ?いうくらい喜んではりました。
普段赤出汁でお味噌汁を作らないわたしも(あまり好きではない)伊勢海老のお出汁に誘惑されて飲みましたが、実に美味い。というか赤福ぜんざいの後に塩気ってもうそれだけで美味いのに、さらにあなた、伊勢海老だなんて、贅沢な。
こういう美味しいものを食べている時に出てくるのが最後の一口、どっちが食べるか問題。特に彼は(わたしもそうだけど)美味しいものは手放さないタイプ。今回も例外なしに、彼がある程度食べた後に「じゃあ最後わたし食べるね〜」と伝えて、食べ始めるも、
え、横からとてつもなく視線感じるんですけど…?
いやあなたさっき「うん」言うたやん?言うたのにそれ?というわけで「じゃあ最後いいよ」って渡すと「いいの?!」と喜びまるで犬のように器にかぶりつく勢いで飲み干す。いやだったら最初から言えーーー!笑
というわけで、はじめましての方も、昨年から仲良くさせていただいていた方も、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【 完 】